JWCADには
- 実寸固定
- 図寸固定
というややこしい設定があります。
イラスト使ってわかりやすく解説します。
JWCAD 実寸固定・図寸固定の違い【実寸固定選択でOK】
結論は実寸固定を使ってくだい。
図寸固定はまず使いません。
その理由も含めて解説します。
JWCAD 実寸固定・図寸固定の違い【イラスト付き違いを解説】
図をご覧ください。
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/JPEGイメージ-04730C7F7297-1.jpeg)
もともと1/50サイズで10mの線を引いた場合、1/100にすると当然画面に表示される10mの線は半分の長さになります。
でも10mという長さは変わりません。
これが実際の寸法は固定される
実寸固定
です。
縮尺が変わるたびに寸法が変わってしまっては、図面引きにくくて仕方ありません。
なのでこれが選ぶべき選択肢となります。
これに対し同じ行動を図寸固定でします。
1/50から1/100に縮尺を変えても、表示される10m線の図形の長さを固定してしまうので、10mの線の長さが20mに変わってしまうのです。
これが図形の寸法を優先させる
図寸固定
です。
JWCAD 実寸固定・図寸固定の違い【実際の画面で解説】
実寸固定
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-04-19.09.33-1.png)
図面右下。
今は1/50になっています。
下図は10mのスクリーンショット。
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.01.51.png)
1/100に変更してみます。
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.02.50.png)
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.02.09.png)
当然ですが、半分の長さになりました。
次に図寸固定。
図寸固定
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.01.51.png)
図面右下をクリック
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-04-19.09.33-1.png)
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.03.29.png)
図寸固定にチェックを入れて、1/100でOKボタン
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.03.39.png)
図面は全く変わりませんが、実際この線の寸法を測り直してみると、
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.04.05.png)
20mに変わっています。
図面の線は固定され、寸法が変わってしまうのです。
JWCAD 実寸固定・図寸固定の違いをイラスト付きで解説【まとめ】
以上まとめると
実寸固定のみでOK
![](https://cioncoin.xyz/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-05-07.02.50.png)
というシンプルな解答です。
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